振袖の記録

何度も着る機会はない振袖の記録です。

強く印象に残っている振袖たち

振袖といえば、成人式です。私は真っ赤な振袖を着ました。久しぶりの着物がとても嬉しかったのを覚えています。その成人式の中でもひと際目立っていた振袖がいました。一つは真っ白の振袖に、紫の桜のような花が描かれたものでした。

その子はとてもおしゃれな子で学生時代から、センスの良さに一目置かれいました。色とりどりの振袖の中、その真っ白な振袖はとても豪華に見えました。そして、もう一つは茶色の振袖を着ていた子です。

その子は和裁の専門学校に通っている子でした。もちろん、その振袖も彼女がすべて縫い上げたものだったのです。ちょっと地味目な色でしたが、傍目からでも分かる、その上質な生地はとても上品で、素敵だったのを覚えています。

その数年後、その子は結婚をして、披露宴に御呼ばれされたのですが、ウエディングドレスの後にその振袖を着ていて、とても素敵でした。私も成人式の時くらいしか、振袖を着てはいませんが、日本人に生まれたからには後数回くらい着てみたいなぁと密かに思っています。